今月の主題 院内感染制御
院内感染制御と病院環境
院内清掃を考え直す
森澤 雄司
1,2
Yuji MORISAWA
1,2
1自治医科大学附属病院感染制御部
2自治医科大学附属病院感染管理学
キーワード:
Spaulding分類
,
高頻度接触面
,
医療法・第15条2項
Keyword:
Spaulding分類
,
高頻度接触面
,
医療法・第15条2項
pp.645-649
発行日 2005年6月15日
Published Date 2005/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100230
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〔SUMMARY〕 病院における院内清掃は,環境整備の基本であり,Spaulding分類に応じた消毒・滅菌の考え方を遵守して,環境表面を高頻度接触面,低頻度接触水平面,低頻度接触垂直面に分類した合理的で科学的な根拠に基づく清掃を実施するべきである.医療法・第15条2項に定められるように,清掃業務を委託する際には病院の責任で委託業者を選定して,病院は主体的に環境整備のために院内清掃の充実を図るべきである.〔臨床検査 49:645-649,2005〕
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