特別記事
看護の国際支援の可能性を看護管理の視点で考える―アフガニスタンへの医療援助を通して(その2)
小林 志保子
1
,
細谷 幸子
2
1東京大学医学部附属病院
2東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程
pp.837-841
発行日 2004年10月10日
Published Date 2004/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100549
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昨今では,海外旅行を楽しんだり,留学する人々も増加し,日本人にとって,海外でさまざまな体験をするということはそれほどめずらしいことではなくなってきている。国際援助活動も例外ではなく,青年海外協力隊では,2004(平成16)年春だけでも,さまざまな部門で計3485人,看護師では217人(うち助産師26人,保健師19人)が応募し,海外での活動を希望している。看護の領域にも国際化の波が押し寄せるなか,本誌前号に続いて,30年前にアフガニスタンで看護師として働いた経験を活かし,昨年カブールにある国立WAK病院に派遣され,手術室看護技術指導に従事した小林志保子氏に,看護における国際援助の可能性について,看護管理の視点から話を伺った。今回は,手術室内での清潔操作に関する指導について,また,国際援助に関わる看護師に求められる資質や心構えなどについて考えてみたい。
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