グラフ
学び続ける看護師になりたい―パキスタン・アフガニスタンでの医療ケア体験
三隅 達也
1
1山口県立衛生看護学院・第2看護学科
pp.1049-1051
発行日 2004年12月1日
Published Date 2004/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100559
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訪問の動機と目的
2001年,米国で同時多発テロ事件が発生,それに続いて米軍によるアフガニスタン空爆の報道がありました。これを契機に,私は世界の経済的貧困地域の医療の実態に興味を持ち始めました。当時私は看護師を目指して受験勉強に励んでいましたが,働くならば,医療をより強く必要としている国や地域で働きたいと考えるようになりました。
そんな折,20年間にわたりパキスタン・アフガニスタンで医療を中心とした活動を行っているNGOのペシャワ-ル会(福岡市)にお願いし,パキスタン・アフガニスタンの病院・診療所などを見学するチャンスをいただきました。訪問期間は2003年7~8月の約20日間。私はこの訪問にあたって,「世界の経済的貧困地域における医療ケアの提供」という自分の目的を明確にする決意を抱き,日本を後にしました。
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