新連載 こもれび輝く日から始まった 私のこだわり看護管理[1]
看護の成果が見える1枚の写真
陣田 泰子
1
1聖マリアンナ医科大学病院
pp.55
発行日 2004年1月10日
Published Date 2004/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100419
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看護の成果を最も雄弁に語るものは何だろう。
ALSで身動きのできないその患者さんは,妥協を許さず,その厳しさに,新人ナースは泣かされた。この目の前の患者さんに今できる最高の看護を求めて,みんなで悩んだ。そして食いついて,一人前への階段を上っていった。次の年には先輩となったナースがそれを新人に伝え,引き継いだ。
気分のよいある日,病院の庭を散歩した。気管切開していたその人に受け持ち医師も付き添った。一人のナースがその様子を写真に撮っていた。
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