連載 おとなが読む絵本――ケアする人,ケアされる人のために・17
人生で大切な孤独―『ぼくは だれもいない 世界の果てで』
柳田 邦男
pp.952-953
発行日 2006年11月10日
Published Date 2006/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100405
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孤独という言葉は,今の世の中では,否定的にとらえられているようだ。
「私は孤独に耐えられない」「彼女を見ていると,孤独で可哀そうだ」「あいつは友達もいなくて孤独だと思うよ」……といった文脈で語られるとき,孤独という言葉あるいは状態は,ほとんど不幸や逆境やみじめさに直結する意味で使われている。
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