随想 明日を担う公衆衛生
悩みは果てなし
岡 惺治
pp.439-440
発行日 1966年8月15日
Published Date 1966/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203313
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A夫人は,毎朝何となく顔がむくんで困るという。一度,尿の検査でもしたほうがいいというので,保健所の成人病検診に出かけてみた。行った結果,血圧測定と心電図検査をしてくれたが,検尿は希望してもやってくれなかったという。
B氏はある農村に住んでいる。東京の某大学が出張検診するというので,なかば強制的に行かされた。血圧でもはかるのかと思ったら,何の説明もなしにいきなり胃カメラをつっこまれ,ひどい目に会ったとうらんでいた。
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