連載 Beacon Lamp・11
日々「格闘」してこそ味わえる,かけがえのない一瞬の快感と楽しさ[野崎美夫さん]
真部 昌子
1
,
野崎美夫
2
Yoshio Nozaki
2
1共立女子短期大学看護学科
2株式会社エヌワイアソシェイツ
pp.879-881
発行日 2006年11月10日
Published Date 2006/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100389
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「格闘詩」というものをご存知だろうか。これは,今回お話をうかがった野崎美夫さんが,コピーライターをめざして日々模索し,悩んでいた若かりし頃のことを詩として表現したものである。
一見華やかにみえるコピーライターという仕事。しかし現実は厳しく,櫛の歯が抜けるように仲間たちが辞めていったそうだ。そんな時,野崎さんは自身を「頑張れ!」と鼓舞し,仕事を続けてきたという。詩作を始めたのは数年前からで,まず社員に配信し,その後,氏のホームページやメールマガジンで公開するようになった。そして,あるときふと,これを「格闘詩」と名づけることを思いついたという。そして本年,これまでの詩が『大きなやかんは沸くのに時間がかかるから』というタイトルでまとめられ,出版された。まさに野崎さんの「格闘」の記録である。これが注目されて現在も版も重ねており,確実に多くの読者を獲得しつつある。第2作目も,目下準備中のようである。
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