実践報告
携帯電話の画像送付メールを用いたドクター上申への試み
上村 房枝
1
,
豊田 敬生
1
,
七俵 理恵
1
,
大迫 美愛子
1
,
武久 洋三
2
1介護老人保健施設ヴィラ光陽
2医療法人光陽会
pp.237-240
発行日 2006年3月10日
Published Date 2006/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100045
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はじめに
介護保険法が2000(平成12)年にスタートして約5年の日々が過ぎた。その間,被保険者数は当初の予測をはるかに超え2500万人を突破し,かつ毎年約100万人ずつ増えている。それに伴いハード面である施設数はめざましいスピードで増加している。そのためソフト面における介護看護に対する質と量への要求が増えているが,十分な医療サービスが提供できているかどうかは疑問である。特に夜間,休日などでドクターが不在の時の医療サービス不足が目立ち,介護看護スタッフの負担は大きく,将来においての重要な課題である。
そこで夜間,休日などドクター不在時に緊急にドクター上申して指示を仰ぐ必要があるとき,ほぼ全職員が使用方法を把握しているカメラ内蔵型携帯電話を活用することにより,新たな医療サービスの向上ができないだろうかと考え検討を行なったので報告する。
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