特別記事
“仕事は楽しく,相手に集中,自分の態度は自分で選ぶ”―米国プロビデンス病院で「フィッシュ!」・その1
村上 紀美子
1
1医学ジャーナリスト
pp.64-68
発行日 2006年1月10日
Published Date 2006/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686100011
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2006年,医療制度の大きな構造改革の行なわれる大事な年が幕を明けた。
入院日数はどんどん短くなる,患者は重症化する,リスクマネジメントや感染防止が必要,電子カルテはどうする,医療機能評価機構も……。どれも大事で良いことだが,仕事の密度と量は増すばかり。新人はいつまでも危なっかしいし,臨床研修のあおりで医師の数は減った。いつも仕事が頭から離れず,楽しそうな人を見るとなんだか憎らしく,患者さんがわがままに思えるときも。鏡を見れば眉間にしわ,我ながら心が狭くなって笑顔が減っている,ストレスフルな毎日,もうやってられない……。
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