連載 看護理論の検証・2
経験的検証の特徴・評価基準・実際
亀岡 智美
1
,
舟島 なをみ
1
1千葉大学看護学部
pp.169-175
発行日 2001年4月15日
Published Date 2001/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900609
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はじめに
看護理論検証には,1)経験的検証,2)個人的体験の記述に基づく検証,3)実践への活用に基づく検証,4)批評的推論に基づく検証という4種類の方法があり,第1回(本誌34巻1号)に述べたとおり,1),3),4)の3種類が特に中範囲理論の検証に有効である1)。中でも経験的検証は,従来より理論検証の代表的方法とされてきた。連載第2回は,この経験的検証に焦点を当て,特徴を概説するとともに,キング看護理論2)の検証研究を例に実際を紹介する。また,これらを踏まえ,看護理論に対する経験的検証の成立要件について論じる。
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