焦点 在宅ケアのアウトカム
ホームケアにおけるアウトカムについて
村嶋 幸代
1
,
金 曽任
2
,
福井 小紀子
2
,
金川 克子
3
1東京大学大学院医学系研究科(地域看護学分野)
2東京大学大学院博士課程(地域看護学分野)
3東京大学大学院(地域看護学分野)
pp.351-363
発行日 1997年10月15日
Published Date 1997/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900412
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はじめに
看護学が実践科学であることを考えるとき,実践研究における看護介入の成果を表すことが必要になる。成果,すなわちアウトカムは,その実践の効果を反映する概念であり,看護実践の質の保証としても意味がある。
しかし,「アウトカムとは何か」を考えると,それはさまざまな要素の反映であり,定義づけるのは意外と難しい。特にホームケアの場合,臨床看護に比べて慢性疾患が多いため,アウトカムの定義はより難しいと言える。
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