NR REPORT
—第2回日本システム看護学会からの報告—「楽しくて役にたつ学会」を基本コンセプトに—「家族看護」「看護管理」「看護の意味論」の3つの柱で
宇佐美 久枝
1
1八事看護専門学校
pp.260-261
発行日 1997年6月15日
Published Date 1997/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900402
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昨年の11月9-10日名古屋国際会議場で「日本システム看護学会」の第2回大会が参加者200名ほどを集めて開催された。当日は文教大学の岡堂哲雄先生に家族心理学の視点からストレスの取り組み方・マネジメントについて基調講演をいただいた。家族看護を実践するときに医療者側としての関わり方を示唆されるものであった。
システム理論は家族療法,短期療法を代表とする最近のカウンセリング理論の中心となっているものである。しかしこの理論はカウンセリングや家族だけを対象とするものではない。システムを念頭においた心理・社会援助の総称であり,狭義の心理療法にとどまらず,教育や産業の現場にも広く応用できるもので,このシステム理論を看護の領域に応用したいという考えから設立されたのが日本システム看護学会である。
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