特集 病院と医師の修練
インターン,レジデントコースの評価
虎の門病院の場合
役にたつObenとの接触
清水 勝
1
1虎の門病院内科
pp.47-50
発行日 1968年6月1日
Published Date 1968/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203360
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はじめに
私が虎の門病院のレジデント生活を送ったのは,昭和38年5月から3年間である。当時,本院は開設5年を経て,病院の基礎も固まり,教育病院として,その教育内容の充実という面にも,力が注がれるようになったころであるといってよいと思われる。レジデント制度のうえに専攻医制度が作られたのも,このころのことである。約10年の歴史をもつ本院のレジデント制度も,まだ完成されたものとはいえず,教育的立場,あるいはレジデントの立場から,常に問題が提起され,それが一つ一つ改善されるようにと,日々努力がなされている。内科系レジデントとして過ごした3年間の私の経験を通じて,実際的な問題点はどのへんにあるかを述べてみたい。
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