特集 RCTのその先へ—現実世界に応える介入研究デザインの探求—Dr. Ivo Abraham特別講演を中心に
RCTのその先へ—Practice-Based Evidence(PBE)の発展と可能性
坂下 玲子
1,2
,
小野 博史
2
,
藤原 史博
3
1兵庫県立大学
2兵庫県立大学看護学部
3前 関西医科大学看護学部
pp.41-48
発行日 2023年2月15日
Published Date 2023/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202066
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本特集冒頭の別稿で述べたように,RCTは1990年代後半にその課題が広く認識されるようになり,RCTの課題を補う研究手法として,ビッグデータを活用した相関研究,厳密に工夫された準実験研究,そして,Practice-Based Evidence-Clinical Practice Improvement(PBE-CPI)などが提案された。本稿ではこの中のPBE-CPIを取り上げたい。まずはPBEに関する研究について概観した後,PBE-CPIについて詳しく紹介する。
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