特別記事
—〈WANSセミナー2022〉—「Early career researchers' experiences under COVID-19 pandemics:Focusing on research methodology」を開催して
池田 真理
1,2
,
グレッグ 美鈴
2,3
,
金井Pak 雅子
4
1東京大学大学院医学系研究科家族看護学分野
2公益社団法人日本看護科学学会国際活動推進委員会
3名桜大学大学院看護学研究科看護キャリア開発学専攻
4関東学院大学
pp.624-631
発行日 2022年12月15日
Published Date 2022/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681202051
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看護職のグローバルなネットワークをめざして
池田真理 東京大学大学院医学系研究科家族看護学分野教授・公益社団法人日本看護科学学会国際活動推進委員会委員長
World Academy of Nursing Science(WANS)は,2007年に日本看護科学学会(JANS)の提案により,日本,アメリカ,韓国,タイ,インドネシアなどの16団体で設立された学会である。その目的は,グローバルな研究協力,学術集会,学術交流を通して看護学を発展させ,世界の人々の健康と福祉に貢献することである。現在の会員は19団体であり,そのうち10団体が日本の学会である。2007〜2017年までは南裕子先生(現 神戸市看護大学)が,2018〜2021年までは片田範子先生(現 三重県立看護大学)が理事長をつとめられ,JANSからの代表が理事長であることから,JANS国際活動推進委員会(以下,委員会)がWANSの事務局を担ってきた。2020年からは私が事務局長となり,委員会委員のグレッグ美鈴先生と山川みやえ先生(大阪大学大学院医学系研究科老年看護学研究室准教授)とともに活動を支えてきた。
JANS会員の方はご存知だと思うが,国際活動推進委員会は,①会員の国際学会での研究発表の増加施策としてセミナー等の企画を行うこと,②国際的研究活動への参加支援を若手研究者助成選考委員会と協働で実施すること,③海外学術団体と交流するための活動を行うことを目的に活動している。そういった意味でWANSというグローバルな学会連合体はとても魅力的なプラットフォームであり,委員会もいつもワクワクしながら全力を注いできた。
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