特集 理論をつくる・つかう・つたえる—実践にいきる理論構築に向けて
セッションB「つかう」—2.理論に基づいて看護実践・看護研究を行う
【事例(看護研究)】精神看護専門看護師によるせん妄患者に対する看護実践のセルフケア理論に基づく抽出
竹原 歩
1
,
小野 博史
2
1兵庫県立姫路循環器病センター看護部
2兵庫県立大学看護学部
pp.39-41
発行日 2022年2月15日
Published Date 2022/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201956
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
◆本研究の背景
身体疾患に合併して発症するせん妄は,さまざまな精神症状を主体とすることから,精神看護学領域の方法論が役に立つ可能性があり,精神看護専門看護師が加わった学際チームによる介入効果が示されている(Cole et al. 1994;Kurlowicz. 2001;Baldwin, Pratt, Goring, Marriott, & Roberts, 2004)。本研究は,精神看護専門看護師を対象に,入院中のせん妄患者の看護の実際についてインタビュー調査を実施し,精神看護学領域で用いられるセルフケア理論「オレム-アンダーウッド理論」に基づき,看護ケア方法の抽出を目的とした。
Copyright © 2022, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.