特集 拡がる看護研究の未来
扉
川口 孝泰
1
1東京情報大学看護学部
pp.497
発行日 2019年12月15日
Published Date 2019/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201688
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弊誌では折に触れ,看護研究の意味や意義,そしてこれからの展望について考えてきました。本号では,これまで看護界の一線で活躍されてきた川口孝泰先生(東京情報大学)のご企画とご協力により,看護研究が現在置かれている状況と,今後めざすべき未来を探っていきます。
ご存知のように,ここ30年ほどでわが国の看護系大学数は急増し現在では250を超え,また,日本看護系学会協議会に参加する学会も47学会を数えるようになりました。数多くの学術論文が発表され,保健医療福祉分野を問わず,看護学はさまざまな学問とのコラボレーションを果たしながら,さらなる学際性や国際性の進展をめざし,幅広い方向に進化を遂げています。そこで本特集では,看護学のこれまでの学術研究の推移を現状分析・俯瞰しながら看護学の現在地を確認し,未来に向けた研究の方向性を考えます。看護学の礎を築き,発展を支えてきた主要学協議会,ならびに個々の専門領域で研究を推進し,常に時代を先取りして看護学の進展を導いてきた研究者の視点から,それぞれの歩みと果たしている役割,これからの看護学の使命について提言いただいています。
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