焦点 新たな創造に向けた看護研究─先端的試みをどう活かすか
扉
川口 孝泰
1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科
pp.496-497
発行日 2010年12月15日
Published Date 2010/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100477
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21世紀を迎え,社会の情報化は急速に進んでいる。企画者が,本誌編集委員に就任して以来,10余年が経過し,その間に2つの企画を受け持った。その1つが本誌34巻4号(2001年)焦点「IT時代における看護研究の取り組み」である。この企画から10年が経とうとしているが,この間に日本は情報通信技術の画期的な発展を遂げてきた。その結果,社会は,まさしくユビキタス化が進み,いつでもどこでも,知りたい情報を得ることが可能な時代が始まっている。
このような社会システムの急速な変化に呼応し,未知の社会への準備を進める過程にあって,巷では情報化が浸透し,iPadの登場も大きな話題を呼んでいる。まさしく情報通信技術の革命が始まったのである。この流れのなかで,世界最先端の情報技術立国をめざす日本としては,その力を世界に示す意味においても,後れを取ってはならないであろう。特に2011(平成23)年の7月から本格開始されるテレビのデジタル化は,このような動きを加速させるものと予測できる。
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