特集 看護実践における評価研究 ケアの効果はどのように測ることができるか
第Ⅱ部 看護のための評価研究の課題と可能性
5.倫理問題と評価研究
William L. Holzemer
pp.24-25
発行日 1989年1月10日
Published Date 1989/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681201003
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1.研究参加への同意
アメリカの場合に,研究を行なう時の習慣として絶対必要とされるのは,患者自身がその研究に参加することを承諾する同意書です。日本もそうだと思いますが,研究に参加する時に,患者あるいは他の誰かがわざわざ署名をする習慣のない国もあります。口頭で一応同意を取りつければそれで十分という文化もあるわけです。ですから,評価研究を行なう時に,文化的あるいは環境的なことを理解した上で取りかかるということが,まず第1に重要です。
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