焦点 Crisis Theory
ケース分析・2
Finkの危機モデルによる分析
中村 めぐみ
1
,
矢田 真美子
1
1聖路加看護大学大学院修士課程
pp.420-426
発行日 1988年10月15日
Published Date 1988/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200991
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Ⅰ.Finkの危機モデルの説明
Finkは危機を「個人のもっている通常の対処する力が,状況に応ずるのに不十分である出来事」とみなしている。そして危機への適応のプロセスをモデル化し,連続する4つの段階――衝撃・防御的退行・承認・適応――として表わしている。さらに各段階をマズローの動機づけ理論に関連づけ,治療的介入について述べている。
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