研究室の片隅で・留学生の見たアメリカ・1
日米の思考様式の違いとコミュニケーション様式
佐伯 千鶴子
,
中西 睦子
pp.218-225
発行日 1985年1月15日
Published Date 1985/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200829
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この対談は特にテーマを定めて行なわれたものではない。「甘え」という日本特有の概念を博士論文の研究テーマとして選んだために,必然的に日本文化を顧みる必要に迫られた佐伯と,アメリカ滞在数か月,見るもの聞くものがすべて日本の,そして日本文化の再発見につながっていた中西とが,いわば自分たちの文化的アイデンティティを探るといった形で,自由に語り合ったものである。したがって,一方にとっては,これは研究テーマを絞っていくプロセスの一部であり,もう一方にとっては,さまざまな体験が新たな意味をもって再編成されていく過程でもあった。
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