今月の主題 呼吸器疾患の画像診断
胸部CT
病変の局在様式
吉田 和浩
1
,
小場 弘之
1
,
阿部 庄作
1
1札幌医科大学第3内科
pp.1806-1810
発行日 1995年9月10日
Published Date 1995/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402903849
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ポイント
●肺病変は疾患により特徴的な病変分布を呈することから,これが診断の一助となる.
●上肺野優位な疾患として,肺結核,小葉中心性気腫,サルコイドーシス,好酸球性肉芽腫症,塵肺などがある.
●下肺野優位な疾患としては特発性肺線維症,びまん性汎細気管支炎,汎小葉性肺気腫などがあげられる.
●特発性肺線維症,遠位細葉性肺気腫は外層優位に,小葉中心性肺気腫,好酸球性肉芽腫症,肺水腫は内層優位な分布を呈する.
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