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糖尿病患者の病気のとらえ方に関する考察—あるケースの面接を通して
雨宮 悦子
1
1神奈川県立衛生短期大学
pp.25-39
発行日 1983年1月15日
Published Date 1983/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200738
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はじめに
慢性病患者は,その長い疾病経過の中で,主体的に病気とかかわり,自己管理をはかっていくことが要求されている。
筆者らはこれまで,慢性疾患における自己管理の成功,不成功にかかわる決定因子の1つに患者の疾病認識を考え,これに関連した一連の調査研究を行なってきた。そして,これを検討するための概念的枠組みに,患者-医療者関係,病者役割(行動),健康価値などをともども考えていく必要のあることに気づいた。
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