焦点 事例研究と看護観察
アンケート
10人に聞いた事例研究のとらえ方
藤原 都代子
1
,
江口 恵子
2
,
満田 久代
3
,
川崎 泰子
4
,
岡田 和子
5
,
望月 律子
6
,
松坂 真砂子
7
,
岩崎 美恵子
8
,
井川 邦子
9
,
丸岡 直子
10
1大阪府立成人病センター付属高等看護学院
2国立療養所霧島病院
3総合病院松江赤十字病院
4岡山大学医学部付属病院
5千葉県中央保健所
6静岡赤十字看護専門学校
7国立仙台病院付属看護助産学校
8長野赤十字看護専門学校
9京都第二赤十字病院小児科
10国立金沢病院
pp.94-123
発行日 1980年4月15日
Published Date 1980/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200608
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
"事例研究"と称されて,毎年数多くの研究発表がなされている.しかし,"事例研究とは何か"ということが深く問われたことはなかったのではないだろうか.研究としての位置づけや方法論等,共通の概念枠を設ける試みもなされないまま,百人百様の流儀で事例研究が進められてきたという歴史を背負っている.そこで本号では,そういった背景をもとに,臨床や教務等,立場を異にする10名の方々に,左にあげた5つの質問を発し,それぞれ回答を得たので,その全文を掲載する.さらに,この回答をもとに,事例研究の現状と問題点について討論を展開した.少なくとも現状より概念の共有化が図られることを念じつつ…….
Copyright © 1980, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.