CROSSROAD
<待つ>ということ/事例研究の指導を通して思うこと
松坂 真砂子
1
,
遠藤 光江
2
1国立仙台病院付属看護助産学校
2住友病院付属高等看護学院
pp.470-471
発行日 1982年7月25日
Published Date 1982/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663907702
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人は何かトラブルにぶつかると,たとえ自分にも非のあることでも,容易に認めようとせず,周囲の人々や社会,組織といった自分以外のもののせいにしたがる.自分も確かに悪いかもしれないが相手も悪い,と非難の矛先を周りに向けるきらいがある.
私もその例に漏れぬ人間であり,他人のことをいえた義理ではないが,周りのせいにしながら,どこかに落ち着かない気持ちがあったり,友人に話しているうちにだんだんめいって自己嫌悪に陥ったりすることを何度か経験した.
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