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抄読会
オレム看護論—看護実践における基本概念をめぐって
Orem : NURSING : Concepts of Practice
草刈 淳子
1
,
小野寺 杜紀
2
,
平野 かよ子
3
1千葉大学教育学部
2神奈川県立衛生短期大学
3聖路加看護大学
pp.313-321
発行日 1979年10月15日
Published Date 1979/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200598
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セルフ-ケアの位置づけ
草刈 私は大学の看護基礎学というところにいて,看護原論に当たる部分の弱さを痛感しているわけです。いったい大学における看護教育はどういうところにあるのかという点を常日頃感じていましたが,今回本書を読んで,日本にはまだない概念の枠組が提示されているので,1つの足掛かりを得た思いがするわけです。
又,単なる看護という狭い枠組ではなくて,コミュニティの中のヘルス-サービス全体の中での看護というものを見すえている。それが今までにないダイナミックな,自分達の位置づけを明確にしながら他と協調してやっていかれる基盤だということを感じたのですが,そういう点で公衆衛生看護の立場から,平野さん御意見を。
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