NURSING THEORY 看護理論ってなあに?・37
オレム看護理論を読む[3]—看護エージェンシーと看護システム
小野寺 杜紀
1
1埼玉県立衛生短期大学
pp.184-185
発行日 1989年2月1日
Published Date 1989/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661923180
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オレム看護理論の柱となる3つの理論の中で,セルフケア理論とセルフケア不足理論が,看護を必要とする人々の行動と特性を概念化したものであるのに対し,今回取り上げる看護システム理論は,看護婦とその行動を概念化したものである.
ここには,様々なセルフケア不足を持つ人々のために,看護婦が看護の必要性を決定し,看護を実施する時に生じる複合的な行動能力を指す看護エージェンシーと,看護婦がケアを必要とする人と自分自身の援助行動を結びつける時に生じる看護システム,という2つの概念が存在する.
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