焦点 保健医療行動に関する看護学的研究
調査報告
一般住民の成人病検診受診行動について
林 桂子
1
,
小坪 昭子
1
,
小野 ツルコ
2
1富山県小杉保健所
2金沢大学医療技術短期大学部看護学科
pp.91-98
発行日 1978年4月15日
Published Date 1978/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200546
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I.はじめに
地域住民の健康に関する働きかけを主体としている保健婦にとって,地域住民が,地域で開設されている保健衛生事業をどのように受けとめ参加しているのか,また参加しないのはなぜなのかの情報は,地域における看護活動を展開する上で必須の資料である。地域住民の一人でも多くの人が健康の保持増進に対して関心を高め,流動的である健康と不健康の接点を各人自らが見つけ出せるように効果的にアプローチすることは,保健婦の大きな役割の一つであろう。このような視点にたって,現在富山県小杉町で実施されている保健衛生事業の一つである検診事業をとらえ,小杉町の一地区での集団検診に対する受診行動について,関連すると思われる要因の検討を試みた。
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