特集 老人保健事業第三次計画と老人訪問看護制度
[老人保健事業第三次計画への取り組み]
住民検診の現状と今後の課題—住民検診アンケートの結果から
横山 幸子
1
,
浅賀 勢津子
2
1静岡県掛川市市役所
2静岡県田方郡土肥町役場保健センター
pp.794-799
発行日 1992年9月25日
Published Date 1992/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662900578
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
土肥町では,住民検診として結核検診と血圧,尿検査を実施してきたが,昭和63年度より老人保健法の基本検診を開始した。さらに平成元年度には胃がん,肺がん検診,平成2年度には大腸がん検診を加え,検診項目も充実したものとなった。また,昭和63年度より「検診についての住民調査」を全町民に行い,検診対象者の正確な把握に努めている。受診率は,昭和63年度より県下1位となり平成3年度は91.5%であった。
今後は,事後指導を充実させると同時に住民がより受けやすい検診にしていく必要がある。このため,基本検診を始めた昭和63年度より毎年,検診後に住民の検診に対する意識や要望の現状を把握するために,住民の意識調査を行っている。内容は年度により多少異なるが,今年度も実施したので結果をここに報告する。
Copyright © 1992, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.