研究
都市住民の"成人病"などに関する意識と行動
木根渕 英雄
1
,
尹 能基
1
,
大河内 洋一
2
,
七川 典三
2
,
千田 浩子
2
,
崎浜 竜子
3
,
庄司 博美
3
,
角田 房子
3
,
菅原 伊代子
3
,
内藤 和子
3
,
中田 智子
3
,
原田 芙蓉
3
,
平野 君栄
3
,
三井 政子
3
1国立公衆衛生院専攻課程医学科
2国立公衆衛生院専攻課程環境衛生学科
3国立公衆衛生院専攻課程看護学科
pp.412-415
発行日 1969年7月15日
Published Date 1969/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401203916
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はじめに
わが国において主な死亡原因となる疾病の変化,すなわち伝染病から成人病への変化が認められてからすでに久しい1,2).それにもかかわらず,住民の保健衛生についての意識調査で,成人病に関する調査が行なわれた例は少ないようである3,4,5).
ところで国立公衆衛生院では,専攻課程5学科学生に対し,いわゆる地区診断の実習として合同臨地訓練を課している.著者らは,指定された東京都渋谷保健所管内の1地区において,もし調査対象地区に何らかの特殊性,たとえば公害やある種の産業が特に多いというような特徴をみとめない限り,成人病や慢性疾患に焦点を合わせた調査を行なうことにした.その結果,いわゆるニードは成人病にあり,また慢性疾患の有病率が高いことなどがわかったので以下にその成績を報告する.
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