書評
津田 司・新津ふみ子 編集―在宅ケアマニュアル
乾 英明
1
1乾医院
pp.1228
発行日 1992年12月10日
Published Date 1992/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552107248
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現在,保健・医療・福祉の統合が高齢化を迎えるわが国民の最優先のニーズである.その具体的な目標の一つに,多くの人々が住み慣れたわが家で,地域の親しい人々や家族に見守られながら,日常の営みの中で人生の終末を迎えられる環境の整備(システム)があります.しかし,現実には多くの問題が山積し,家族やパイオニアの方々の努力と模索に負っているのが現状です.
在宅ケアに家庭医として関わりながら,医師会の執行部で在宅ケアのシステム作成に携わっている立場から,「在宅ケアマニュアル」を拝読して感じたことをできるだけ率直に述べてみようと思います.
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