グラフ
看護の心は障害を越えた
巻
,
八木 保
,
富田 裕
,
中谷 真里子
pp.300-303
発行日 1993年4月1日
Published Date 1993/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661904237
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横浜市の郊外,金沢八景の景勝地に立つ金沢病院は,千葉大学医学部の関連研修病院として,内科,外科整形外科,脳神経外科などの診療科のほかに,人間ドック,MRIを導入しての県内初の脳ドックなどを併設する200床の病院である.
ここの外科系混合病棟に,91年4月より1人の看護助手が配属された.今年20歳の成人を迎えた,大黒雅美さんである.彼女には,IQ値69という知的ハンディキャップがある。そうと知りつつ,病院が職員として採用した理由には,彼女の看護に対する感性と適正もあるが,応援した看護部の力も見逃せない.そして,その奥には人手不足という背景もあった.
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