座談会
—これからの看護研究について語り合う—借り物理論との訣別—看護そのものの理論化を
津田 佳世子
1
,
登坂 有子
2
,
中西 睦子
3
,
前原 澄子
4
1東京大学医学部保健学科・人類生態学教室
2虎の門病院
3神奈川県立衛生短期大学
4千葉大学・教育学部
pp.1-13
発行日 1973年1月15日
Published Date 1973/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200324
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「くたばれ看護理論って題で話し合いをしたいと思うんだけど」「あら,おもしろいじゃない,徹底的にやろうよ」というような具合で,大変意地悪い企画が出来上がってしまいました。良くも悪くもそれに左右される看護理論,それがホンモノなのかニセモノなのかはきわめて大切な事であろうかと思います。"なにかピターッと来ない"という感じは,現場のあなたが膚でそう感じるのであれば,やはりどこかおかしいところがあるのでしょう。そこを大切にしていきたいのです,これからは。と同時に,患者があってはじめて看護があるのだという事が,腹の底にどっしりと構えられていることも重く見たいと思います。
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