今日の精神医療・13
これからの精神科医—過去へのきびしい反省と訣別をこめて
岩佐 金次郎
1
,
竹村 堅次
2
,
金子 嗣郎
3
,
近間 悟
4
1井之頭病院
2昭和大学烏山病院
3都立松沢病院
4宮崎県富養園
pp.96-103
発行日 1974年1月1日
Published Date 1974/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205259
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入院者のうち少なくとも2割の人たちは退院してもさしつかえない——出席した4人の方がたの共通した認識である.しかし,現実の壁は内も外も強固だ.ここで,1人の精神科医として,おのれにかかわってくる問題にどう対処すべきなのか.‘自分ひとりの幼い善意’だけでは,決して事態は改善されはしないというきびしい目で,医師としての自分を見直そうというわけだ.
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