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海外論文
吸引患者の気管内細菌数
Tracheal Bacterial Counts of Patients Following Suctioning
Madeline L. Bluemle
1,2
,
南沢 汎美
3
1陸軍看護軍団
2Walter Reed陸軍研究所医学部代謝研究部
3東京大学医学部保健学科
pp.232-239
発行日 1971年7月15日
Published Date 1971/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200250
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気管切開術に伴う吸引は,各種の異なる方法で行なわれており,ときには無菌操作という点で問題になる方法もとられている。1回の吸引操作ごとにカテーテルを廃棄することがもちろん理想的ではあろうが,経済的にいつも可能ではないかもしれないし,また多数の患者が一度にでたような場合は,器具の供給上不可能であろう。
安全で実際的な気管切開後の吸引法を見いだすための一段階として,この探索を目的とした研究exploratory studyでは気管切開を施した患者の吸引に関して,1カテーテル法または,2カテーテル法を採用した場合の細菌集落数を比較した。2カテーテル法では,1本のカテーテルは気管にだけ使い,もう1本を鼻または口に使用した(1カテーテル法では全体に1本のカテーテルを使った)。
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