増刊号 図解 診療基本手技 第2集
救急手技
内科医に必要な救急処置
気管内吸引・気管支洗浄
矢木 晋
1
1矢木内科医院
pp.395-397
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909732
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呼吸不全の治療において,しばしば人工気道を用いた気道確保がなされる.喀痰の吸引は,気道の清浄を保ち肺合併症を予防するのに重要な役割を果たし,呼吸管理のうえで欠かすことのできない手技である.しかし,多くの場合,患者は酸素療法や人工呼吸器による換気がなされている.気管内吸引操作により酸素投与や換気が中断するため,種々の危険を含んでいることも事実であり,正しい知識と技術をもって操作にあたることが大切である.
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