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海外論文
2種類の患者が精神科看護婦の患者評価に及ぼす影響
The Effects of Two Patient Behaviors upon Psychiatric Nurses'Ratings of the Patient
William G. Bye
,
Martha E. Bernal
,
武山 満智子
1
1元:東大分院・健康指導部
pp.270-275
発行日 1969年7月15日
Published Date 1969/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200146
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アメリカの精神病院では,たいていどこでも,ナースが患者の行動に関する日誌をつけ,患者の身体および精神の状態を報告している。また病棟職員の会合でも,ナースの観察結果の報告が求められ,精神科医は自分の受持患者のその日の状態に関する情報を求めている。こうしてナースの記録と発言はともに,患者の入院経過や環境療法・与薬・入院中の恩典・退院の勧告・他の病院へ転院するか,または引き続きその病院に入院するかなどの決定に影響を与える可能性は大きい。
患者についてのナースの発言が,その患者の入院中に何が起こるかに重大な影響を与えることがあると同様,ナースに対する患者の発言や行動も,彼女の患者に対する見方に影響する。看護婦-患者関係の質が,病棟でのナースの記録や発言に及ぼす影響はきわめて大きい。
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