発行日 2000年3月20日
Published Date 2000/3/20
DOI https://doi.org/10.15106/J03022.2000167658
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がんで手術を受けた患者が,医療者からどのような影響を受けているかを調査した結果,情緒的,情報的にプラスの影響を受けていることがわかったが,逆のマイナス影響も比較的多いことが示された.プラスの情緒的影響は,「適切な対応(誠実・患者中心)」,「励まし(回復を認める言葉がけ)」,「関心を示す」であり,マイナス影響は「不適切な対応(不誠実・医療者中心)」であった.プラスの情報的影響は,「病気に関連したよい知らせ,明るい見通し」,「適切で十分な情報,アドバイス,I・C」で,マイナス影響は「病気に関連した悪い知らせ」,「不適切で不十分な情報,アドバイス,I・C」であった.実体的影響では,「未熟なケア技術」が報告された
©Nankodo Co., Ltd., 2000