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海外論文
看護婦—患者関係における差別待遇
Favoritism in Personnel-Patient Interaction
Francoise R. Morimoto
,
武山 満智子
1
1前:東大分院健康相談部
pp.252-255,272
発行日 1968年7月20日
Published Date 1968/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200068
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長年,患者ケアにおける精神医学的看護の方向づけは,すべての患者に公平かつ均等な医療を施すという思想を基盤にしてきたので,看護婦の目標は,自己の好き嫌いを越えて,すべての患者に等しく心を配ることであった。
しかし最近の傾向は,個人差というものを基盤にし,患者と接する際にも,看護婦の感情を軽視せずに,むしろこれを大事にしている。以前,看護婦は患者との関係において公平無私たることを要求されていたが,いまではむしろ一人の人間として,個人的な好みがあるほうが好ましいとされている。
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