研究者とともに
「病室における低湿度への対策」をめぐる検討
神山 恵三
1
,
芦沢 正見
2
,
桑田 起与
3
,
賀集 竹子
4
,
登坂 有子
4
,
橋本 秀子
5
1気象研究所
2国立公衆衛生院疫学部
3国立小児病院
4虎の門病院4階混合病棟
5神奈川県立公衆衛生短期大学
pp.237-251
発行日 1968年7月20日
Published Date 1968/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681200067
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司会者のことば
本研究は忙しい現場業務のかたわら,よりよい看護サービスへの必要を重視して,病室における患者環境の整備改善という点から約5年間にわたって検討されたものである。この種の研究は,実際問題として看護領域において非常にたいせつな問題であるのにかかわらず,わが国で行なわれた実証的研究はきわめて少ないように思う。まして,「低湿度」という観点から取り上げられたものはほとんどこれを見ない。
そこで気候条件が人体に及ぼす影響,病室の環境衛生,病室における患者の管理という面から,それぞれ専門の先生方のご出席を得,本研究のプロセスを中心に,研究のねらい,研究計画,研究方法,研究としてのまとめ方について話をすすめていただいた。
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