連載 Words, words, words.─研究にまつわる知識と技法・words 13
教養としての研究と読書 Research and Reading as Liberal Arts
江藤 裕之
1
1東北大学大学院国際文化研究科
pp.74-79
発行日 2014年2月15日
Published Date 2014/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100876
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本誌に誌面をいただき,エッセーを書きはじめてから早くも2年が過ぎた。看護系の研究会などで,読者と思われる方から「いつも楽しみに読ませていただいています」と声をかけていただくこともあり,照れ臭くも,恥ずかしくもあるものの,同時に励みにもなり,やりがいも感じている。楽しく,ためになる読みものをめざして,もうしばらく頑張ってみようと思う。
1年目は「学際的なダイアローグをめざして─看護研究の哲学的基礎」,2年目は「研究と言語─質的研究のために」というサブタイトルで,鍵となることばの概念・意味,語源,用法・語法などを説明しながら,研究や学問について読者の皆さんの関心との接点を探りつつ,日頃考えていることを書いてみた。今年も,基本的な方針は変えないものの,サブタイトルを「研究にまつわる知識と技法」として,研究の実践に直接関係するような知識や技術のお話をしてみようと思う。
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