連載 Words, words, words.─学際的なダイアローグをめざして・words 6
「目に見えないもの」を見る To Make the Invisible Visible
江藤 裕之
1
1東北大学大学院国際文化研究科
pp.706-711
発行日 2012年12月15日
Published Date 2012/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100728
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時間の経つのは早いもので,今回でこの連載も6回目を迎え,1年目が終わったことになる。振り返ってみると,これまで「普遍と個」「サイエンスとアート」「記述と規範」などといった,看護研究(研究全般と言ってよいかもしれない)について考えるべき根本的・本質的な問題,つまり,研究がはらむ宿命とも言うべき二面性を取り上げてきた。すこし気どった言い方をすれば,「研究(看護研究)の哲学的基礎」というテーマで,さまざまな視点から思うところを述べてきた。どうも,私はこういったことを考えるのが好きなようである。今回は,1年目の締めとして,これまでの話をまとめて,来年へとつなげていこうと思う。
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