焦点 慢性の病いにおける他者への「言いづらさ」─ライフストーリーインタビューは何を描き出すか
慢性の病いとともにある生活者を描く方法とライフストーリーインタビュー―Robert Atkinsonの考え方
黒江 ゆり子
1
,
北原 保世
2
,
慢性の病いにおける他者への「言いづらさ」についての研究グループ
1岐阜県立看護大学大学院看護学研究科
2慢性看護研究会
pp.247-256
発行日 2011年6月15日
Published Date 2011/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100521
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はじめに
Robert Atkinsonは,『Handbook of Interview Research』〔Gubrium & Holstein(Eds.), 2002〕のなかで,ライフストーリーインタビューについて,その基本的な考え方を詳細に述べている。筆者らは,本誌39巻5号(2006)焦点「看護学における『生活者』という視点」を企画した際,上記の書籍からAtkinson氏の論文「ライフストーリーインタビュー」を掲載した。本号焦点でも,ライフストーリーインタビューの意味は極めて大きいため,その論文の概要を踏まえて,筆者らが改めてまとめる形で以下に紹介することとする。詳細は原書註1および本誌39巻5号,pp.81-100を参照いただきたい註2。
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