焦点 新たな創造に向けた看護研究─先端的試みをどう活かすか
知覚を客観的に評価する―看護実践のエビデンスを確立するために
佐伯 由香
1
1筑波大学大学院人間総合科学研究科
キーワード:
痛み評価
,
電流知覚閾値
,
痛み閾値
,
痛み耐性閾値
,
かゆみ評価
Keyword:
痛み評価
,
電流知覚閾値
,
痛み閾値
,
痛み耐性閾値
,
かゆみ評価
pp.513-520
発行日 2010年12月15日
Published Date 2010/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100480
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はじめに
看護実践において疼痛の緩和は重要なケアの1つである。ケアを行なう際には必ずアセスメントが必要であり,それによって介入方法が決定される。痛みのケアも同様で,痛みのアセスメントから始まる。しかし,痛みは本来主観的な感覚であることから,他の感覚と異なり単純明快に評価することは難しい。
本稿では,最近の研究から痛みのアセスメント,さらに知覚のアセスメントに関して看護実践あるいは看護研究に応用可能と考えられる方法を考えてみたい。
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