Japanese
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焦点 糖尿病自己管理のアウトカム指標(I)ナショナルスタンダードをめぐる米国の動向
―翻訳―テクニカルレビュー:糖尿病セルフマネジメント教育コアアウトカム測定尺度
Diabetes Self-Management Education Core Outcomes Measures: Technical Review
Kathryn Mulcahy
1
,
Melinda Maryniuk
1
,
Malinda Peeples
1
,
Mark Peyrot
1
,
Donna Tomky
1
,
Todd Weaver
1
,
Peggy Yarborough
1
,
(訳)「日本における糖尿病自己管理アウトカム指標の開発」研究班
11) RN, MSN, CDE, 2) RD, MEd, CDE, 3) RN, MS, CDE, 4) PhD, 5) RN, MSN, C-ANP, CDE, 6) PhD, 7) RPh, MS, BCADM, CDE
pp.457-482
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100117
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近年,AADE(米国糖尿病教育者協会American Association of Diabetes Educators)は,DSME(糖尿病セルフマネジメント教育Diabetes Self Management Education)のアウトカムとして行動の変化を採択した。7つの糖尿病セルフマネジメント行動が,重要なセルフマネジメント行動として確認されたのである(表1)。これらのセルフケア行動とその指標は,それぞれAADEアウトカムの7つのコア尺度1として特徴づけられている。コアアウトカム測定尺度を新たに採択したことに伴い,これらの行動に関する文献を広く検討する必要性が生まれた。このテクニカルレビューは,アウトカムの7つのコア測定尺度の適用を支持するために科学的根拠(evidence)を提供するものである。糖尿病教育者は,コア測定尺度を用いて個人および集団における効果を測定し,それらアウトカムを既定の基準と比較し,さらにはDSMEが糖尿病ケア全般に貢献していることを実証することができるであろう。加えて,新たに提示されたAADEによる「糖尿病セルフマネジメント教育におけるアウトカム測定尺度の基準」は,DSMEの価値を支持する指針として用いることができ,糖尿病教育者およびDSME関係者にとっての1つの枠組みを提供する。この提言は雑誌『The Diabetes Educator』に別途掲載してあるので参照していただきたい(Position Statement, The Diabetes Educator, 29(5) : 804-824)。
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