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焦点 糖尿病自己管理のアウトカム指標(I)ナショナルスタンダードをめぐる米国の動向
―翻訳―糖尿病教育におけるアウトカム指標の重要性
Significance of Outcome Measures in Diabetes Education
Kathy Mulcahy
1,2
,
兼松 百合子
3
,
土屋 陽子
3
Kathy Mulcahy
1,2
,
Yuriko Kanematsu
3
,
Yoko Tsuchiya
3
1Diabetes Clinical Liaison, Amylin Pharmaceuticals, Inc.
2Past President AADE(1998-99)
3岩手県立大学看護学部
pp.493-498
発行日 2004年10月1日
Published Date 2004/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681100119
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ほぼ,1世紀の間,糖尿病教育は,効果的な糖尿病ケアの礎石である考えられてきた。1914年という早い時期に,糖尿病ケアにおける看護師の役割を支持する歴史的なエビデンスがある。その時代には,糖尿病患者をケアしていた看護師は,一般に飢餓療法と呼ばれる低栄養療法を行ない,アシドーシスや糖尿を減少させていた。1936年までに看護は専門分野として発展し,今日の糖尿病セルフマネジメント教育(DSME)パラダイムに近いモデルが開発され,インスリン投与,炭水化物の単位算定,運動,尿糖レベルのモニターなどが含まれていた(Allen, 2003)。この1世紀に,糖尿病セルフマネジメントが科学として発展し,その第1の目的(ゴール)は,知識・技術訓練を提供し,障壁となっているものを明らかにし,問題解決を促進し,そして効果的なセルフケア行動にいたる対処スキルを獲得することであると広く受け入れられるようになった(Mulcahy et al., 2003)。
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