特集 令和のお父さんのリアル 男性目線で考える父親支援
【令和のお父さんに聞く 父・夫・男性としてのリアル】
父になるということ—非イクメンな僕の子育て観
馬場 拓也
1
1社会福祉法人愛川舜寿会
pp.328-333
発行日 2024年8月25日
Published Date 2024/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202312
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僕はいま,神奈川県の北に位置する愛川町という人口3万9000人の小さなまちで,社会福祉法人愛川舜寿会という組織の理事長をしています。事業は特別養護老人ホーム「ミノワホーム」,障害のあるなしによらず0歳〜18歳が共に過ごせる「カミヤト凸凹保育園」,寂れた商店街のスーパーマーケット跡地を活用し,子どもからお年寄りまでが集う地域共生文化拠点「春日台センターセンター」,障害のある人の仕事をつくる「春日台コロッケ」と「洗濯文化研究所」などを地域の誰もがアクセスできる形で運営しています。家族は妻と中学1年生の双子男子,それと私の両親との二世帯で暮らしています。
20〜30代前半を東京都内で過ごしていましたが,34歳のときに結婚と妻の妊娠を機に地元の社会福祉法人を継ぐ形でUターンしました。学生時代は小・中・高・大と野球部で,その後就職したのは外資系のアパレル企業という,なかなか振り幅のある人生を歩んできたという気がしています。
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