ひとやすみ・102
イクメン親爺
中川 国利
1
1仙台赤十字病院外科
pp.1098
発行日 2013年9月20日
Published Date 2013/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407104731
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- 文献概要
女性の社会進出が顕著な現代では,夫婦ともに働く家庭が多い.特に看護師は専門職として,結婚後も仕事に従事する人が多い.しかし,妊娠や育児となると女性の負担が増し,労働意欲があるにもかかわらず離職に追い込まれる.女性が生涯にわたり働き続けるためには,保育所などの整備もさることながら,夫の理解と協力が必要不可欠である.
独身であった研修医時代,病棟の看護師長から映画に誘われた.日曜日で特に業務もなかったため,誘いに応じた.映画は日本看護協会推薦で,看護師の夫が仕事で忙しい妻を支え,子育てに奮戦する内容であった.映画が終了し周囲が明るくなると,私たちの周りは病院の看護師さんやその家族で満席で,強い連帯を感じあった.
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