特集 新世代がつくるお産の場 わたしたちの助産院
[インタビュー]施設を持たず,自宅出産専門で開業。育児中でも,仲間と一緒だから挑戦できる。—ふじの宮助産院
佐藤 未来
1
,
下條 志織
1
,
青野 有紀子
1
,
藤沢 夏絵
1
1ふじの宮助産院
pp.530-540
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202214
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静岡県富士宮市は,富士山の麓にあり,富士箱根伊豆国立公園に市の半分が入っている自然豊かなまち。大都市圏へのアクセスが良好であるため,生まれ育った地元で子育てをする家族や,富士山麓の自然を求めて移住してくる家族も多い場所です。
静岡県は助産院が少なくない地域で,隣接する富士市や静岡市にも多くの助産院があります。富士宮市内で助産師として同じ志をもつ仲間で,2020年8月に訪問型の助産院を開業しました。さまざまなバックグラウンドや個性を活かして,出産だけでなく,母と子が集うイベントやクラスを多く開催。立ち上げから数年ながら,口コミやSNSで注目を集め,多くのお母さんや助産師たちの出会いの場をつくっています。
現院長の佐藤さんは自身もふじの宮助産院の仲間たちと自宅出産し,現在,0歳児を育てながらお産をとっています。育児中でも困難があっても夢を叶えてきた,4人のこれまでと現在,そしてこれからについてお話を伺いました。
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