特集 新世代がつくるお産の場 わたしたちの助産院
扉
pp.529
発行日 2023年12月25日
Published Date 2023/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1665202213
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2021年の人口動態統計によると,助産所で出生した児の割合は全体の0.5%。5年前の0.6%よりさらに減少しています。一方で,新型コロナウイルス感染症の流行下においても,立ち合い出産ができる場所として注目されるなど,助産院の存在意義は決して小さくなったわけではありません。出生数の減少が報道され,育児の困難さや乳幼児をもつ家族の孤立が社会問題となっている時代に,身近な地域で,産前・産後を通して継続的に女性に寄り添い,親になることを支援していくという助産院の営みは,むしろ,ますます重要になっているとさえ言えます。
「そんな今だからこそ,お産のできる助産院を開業しました」という声を聞き,取材に伺ってきました。結果的に,30代で開業された皆さんに集まっていただいた特集になりました。どうして開業を選ばれたのか,どうやって開業したのか,どんなお産をしているのか,じっくり語っていただいた経験談をロングインタビューでお届けします。
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